Morning moon
「サランの事は好き?」
「も、もちろんです。でもずっと知らなくて…王子様だなんて知らなくて…。」
「僕は人間界では、彼女の先輩としてずっと接触してきました。もちろん素性は明かさずに。」
「ちょっと待ってサラン。ずっと接触って、それじゃあなた…。」
「ええ、みんな気を使って僕の傍から若い女性を排除してましたが、全く意味のないことでした。」
「僕が初めて奏美と目を合わせたのは、5歳の時でした。」
「ええ?!」
王妃は何も知らされておらず、驚愕した表情でサランを見た。
「すまぬ。わしが黙っているように指示したのだ。」
王が横から口を挟んだ。
「実はな、サンドラが一度奏美を連れてきたことがあっての。その時、ちょっと目を離した隙に二人は出会ってしまったのじゃ。」
「なぜ私に話して下さらなかったのですか?」
「話していたら、お前はどうした?」
王に問われ答えに窮する王妃。
「も、もちろんです。でもずっと知らなくて…王子様だなんて知らなくて…。」
「僕は人間界では、彼女の先輩としてずっと接触してきました。もちろん素性は明かさずに。」
「ちょっと待ってサラン。ずっと接触って、それじゃあなた…。」
「ええ、みんな気を使って僕の傍から若い女性を排除してましたが、全く意味のないことでした。」
「僕が初めて奏美と目を合わせたのは、5歳の時でした。」
「ええ?!」
王妃は何も知らされておらず、驚愕した表情でサランを見た。
「すまぬ。わしが黙っているように指示したのだ。」
王が横から口を挟んだ。
「実はな、サンドラが一度奏美を連れてきたことがあっての。その時、ちょっと目を離した隙に二人は出会ってしまったのじゃ。」
「なぜ私に話して下さらなかったのですか?」
「話していたら、お前はどうした?」
王に問われ答えに窮する王妃。