Morning moon

ドクターへの道

迷っていたドクターへの道。

王妃の条件に従わなければ、結婚は出来ない。

もう迷ってはいられなかった。

大学の方も多忙を極め、どうしていいのかわからない。


でもやるしかない!


奏美は、ウメコの言葉を思い出して、集中し、かつ適切な判断力で、無駄のない勉強をした。



そして、3年が過ぎた――――

先輩が無事に大学を卒業した。

薬剤師の国家試験にも合格。

しかしそのまま大学の研究室に残ることを希望した。

企業からのオファーも全て断って。

元々薬剤師としてではなく、研究することを望んでいたので、悔いはない。
< 407 / 458 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop