Morning moon
教室に入って理華としゃべっていると、剣がやってきた。

心なしか、奏美が叩いた頬がまだ赤みを帯びている。

「あ、おはよう!剣ちゃん」

理華は剣に声をかけた。

「ああ、おはようさん。」

剣は、バツが悪そうに返事をして、自分の席へ座った。

「どうしちゃったの?」

理華は奏美に聞いてみた。

「知らなーい。自業自得ってやつじゃない。」
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