Morning moon
おばあちゃんは、心なしかほっとしてるように見えた。

「その人、おばあちゃんのこと知ってたよ?」

「たぶん、それは王子だよ。」

「王子様!?」

「しかし珍しいね、王子が外出するなんてね。」

「そうなの?レア?!」

「こらこら物じゃないんだよ。王子に失礼だろう。」

「ごめんなさーい。でも私のことサンドラさんの孫かって言ってた。おばあちゃんは王子様を知っているの?」

「そりゃ魔法界で王子を知らない人はいないよ。でも私は昔城で働いていたからね、良く知ってるよ。」

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