Morning moon
「あの花は、待月草と言って、タチアオイに似た感じの花なんだがね。
名前の通り、月を待ってるんだよ。
暁方の月の明かりで開花する。だからこんな日中に奏美が見つけたのは、珍しいことなんだよ。
一体どうしたんだろうね。」

「天変地異?魔法界に何か起こってるの?」

奏美は不安をぬぐい切れずに聞いた。
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