Morning moon
「なーに言ってんのよ!スタイル抜群、モデル並の理華さまを好きにならない男がどこにいる?!」

「そんなことないってば。男の子は奏美みたいなタイプの方が好きに決まってる。」

「まーたまた御冗談を~。」


(違うよ…奏美…剣ちゃんは奏美のことが…)

いつも剣のことを目で追ってる理華には、剣の視線が何を求めているのかが手に取るようにわかっていた。

悲しいけど、想いは届かない…それを理解していた。

そんな健気な理華の想いに気付くわけもなく、奏美は無神経な提案をする。
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