向日葵‐HIMAWARI‐
「やっと目ぇ覚めた?」
不意に聞こえたら声に、一瞬体を強張らせたが…
「……仲摩君!?」
そこに立っていたのが仲摩君だとわかると、私の体の力が抜け、フニャッとなってしまった。
「お前…よく倒れるな(笑)」
フッと鼻で笑う仲摩君。
「………///」
なんだか恥ずかしくなり、思わず顔を伏せる。
「お前、帰らねーの?」
「う〜ん…ちょっとね。」
「何か用事でもあんの?」
私が曖昧な言葉を返すと、それを遠回りに探るように質問をしてきた。