私立!皇奏大学探偵サークル事件簿2―君の呼ぶ声―
なんて私が喚いているのに伶は完璧無視。
コノヤロウ。
いつか太平洋に沈めてやる。
「出来るものならやってみたらどうだ?」
はうっ!心の中読まれた!?
「君、いい加減自分の考えていることが顔に出やすいこと自覚しろ。バカだと思われるぞ。いや、もう思われてるか。」
チクショウ。
やっぱり、彼には口で勝つのは無理だ。
というか心で戦うのも無理だ。
ちなみに今、私と伶はサークルの部室にいた。
私はいつも通り、自前のお茶でまったり(そこらへんの戸棚を漁って勝手に借りた)本を読んでいる。
伶はレポートがあるとかでパソコンと睨めっこだ。
まったりした日曜日。
多大なる面倒事を終わらせあとはゆっくり過ごそうと思っていた。
しかしながら神様は、私達2人に休息を与えるつもりはないらしい。
それは、突然だった。
ヴーヴー、ヴーヴー…