くまきち
第1章
学校最初の4月の登校日、私はクラス替えの張り出しの紙の前に立っていた。

えーーっと・・・あっっっあった!!私の名前はA組みにあった。

私の名前の隣には親友の寺田麻衣の文字がっ!!

『さくらーっ、同じクラスだよ!!』

そう、私の名前は月峰桜。この春高2になったばっかり。

二人とも中学からの親友です!

『今年も彰吾くんK組みじゃない???』

『なんでそんなニヤニヤしてるの!?』

『だってー、桜いっつも素直にならなくなるなるじゃん!』

『私は素直です』

『本当~!?!?』

『おもしろがらないでよっっ』

この学校は頭の良さでクラス分けされており、A,B,Cの順でGまである。

一番頭がいいのはAクラス・・・だったのだが・・・

去年から校長が変わり新しくKクラスというのができた。

そのクラスは頭がよく運動神経がいいクラスにすると言っていたが

実際のところそれプラス男子限定でしかもかっこいい人だけなのだ。

私の幼馴染の佐藤彰吾(さとうしょうご)は去年からそのクラスに入っており人気もある。

そして、私は小学生のときからの彰吾が好きだ。

『桜っっ、授業始まるよー!!』

『今行くっ!!』

やつは今年ももてるのだろう・・・。
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