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ちょっと衝撃的な時間だった。

昼食も終わって、頭を整理するためにいつもの屋上へ行く準備。………カメラを出して、ミュージックプレーヤー持って………よしっっ


『アレ三月?次は上?』

『そうそうだから美嘉ちゃんよろしくね。』

『は~い。リョーカイです』

と、美嘉に午後のサボりを告げて屋上へ………

『ね~。三月ちゃ~ん何処行くの?』

と椎名が聞いてきた。

『何処でしょう。教えないよ』
って言った。なんで椎名(アイツ)に教えなきゃいけないの、私のテリトリーには入って来るな!って思いながら屋上へ向かった……


『ネェ。美嘉ちゃんだっけ?さっき三月と何か喋ってたよね。三月は何処へ行ったの?』

と椎名が美嘉に話し掛けた。

『あ……三月は屋上へ行ったんだよ。こんな晴れている日はいつも屋上で写真撮ってるんだよ、私は一緒には行かないけどね、あそこは三月のテリトリーだし集中したいと思うし、でも私三月の写真は大好きなんだ!』

椎名に三月の撮った写真を見せた。椎名は吸い込まれる様に三月の写真をずっと見ていた。


『ふ~ん、なかなか面白いね三月……これ一枚もらっていい?』

『いいよ。私はいつでも三月からもらえるから。』

午後の授業中、三月は屋上で写真を撮っていた。椎名は三月の撮った写真をずっと見ていた。

そんな会話をしていた事を知らない私は、いつもの様に写真を撮っていた………ピピッ(シャッター音)……ん~違うな~と一人でぶつぶつ確認しては消していた。
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