フッてくれて有り難う【季節短編】




決行するのは放課後。


彼の部活が終わったら。


どうか居てくれますように。


多分、自転車が置いてある西門にいるはずだから。


「行ってきます」


いつもと同じように言おうとしたけれど、少し声が高くなっちゃった。


天気は晴れ。


快晴の天気になるって。


良かった。空も私を応援してくれるみたい。
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