君と奏でるうた
バンッ!
ランドセルを自分の机に叩きつけて(?)希の席へ向かった。

「希!」
「・・・」
「この前はあたしが悪かったっ・・・」
「・・・」
「だから・・・あの・・・」
「何?何であたしに謝るワケ?」
「…え?だって...あの・・・」
そりゃあ、起こっているのはわかるけど…
「あ…」

「......ない…」
「え?」
「わかんない…」
「わかんないよ。どーしたらいいかわかんないよっ!」
逃げていた。自分の席を通り越して、廊下を飛び出して…
途中で先生に会ったけど、そんなのお構いなし。
とにかく走った。
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