深海から見える灯【完全版】
28歳
「うららちゃん」
業者へFAXを流しているあたしにユッコちゃんが声をかけた。
「ん〜?」
「痩せた?しかもすごく」
ユッコちゃんの言葉に自分の身体を見てみる。
ジーンズがブカブカで腰パンみたいになっている。
最近、眠れない。
ご飯も面倒で食べたくない。
何でだろう…いつも身体は鉛みたいに重いし、偏頭痛が常に続いている。
どこか悪いのかもしれない。
それは薄々感じていた。
心配そうにあたしを見るユッコちゃん。
「あはは、何だろうね」
あたしは心配かけたくなくて明るく笑った。
「一回、病院でみてもらいなよ」
不安そうな顔のユッコちゃんに笑顔を向けた。
「近いうちにね!」
しばらくしてあたしは見事にインフルエンザになった。
熱っぽくてボーっとした頭で運転をしながら、仕事帰りに病院に行った。
点滴をされてる最中、ついでのようにあたしは看護師に聞いた。
「最近、異常に痩せるんですけど、ここ数ヶ月で10キロ以上。ご飯も食べたくないし、眠れないんですけど」
看護師はちょっとビックリしてから「先生に聞くわね」と慌てて診察室に入って行った。
まあ、心労とかかな?
最近は、祖母が亡くなったり色々あったし。
点滴が終わると先生が
「こちらに来てください」
と言った。
業者へFAXを流しているあたしにユッコちゃんが声をかけた。
「ん〜?」
「痩せた?しかもすごく」
ユッコちゃんの言葉に自分の身体を見てみる。
ジーンズがブカブカで腰パンみたいになっている。
最近、眠れない。
ご飯も面倒で食べたくない。
何でだろう…いつも身体は鉛みたいに重いし、偏頭痛が常に続いている。
どこか悪いのかもしれない。
それは薄々感じていた。
心配そうにあたしを見るユッコちゃん。
「あはは、何だろうね」
あたしは心配かけたくなくて明るく笑った。
「一回、病院でみてもらいなよ」
不安そうな顔のユッコちゃんに笑顔を向けた。
「近いうちにね!」
しばらくしてあたしは見事にインフルエンザになった。
熱っぽくてボーっとした頭で運転をしながら、仕事帰りに病院に行った。
点滴をされてる最中、ついでのようにあたしは看護師に聞いた。
「最近、異常に痩せるんですけど、ここ数ヶ月で10キロ以上。ご飯も食べたくないし、眠れないんですけど」
看護師はちょっとビックリしてから「先生に聞くわね」と慌てて診察室に入って行った。
まあ、心労とかかな?
最近は、祖母が亡くなったり色々あったし。
点滴が終わると先生が
「こちらに来てください」
と言った。