Black★Joker【完結】

やっぱり龍馬には勝てないよ。


僕が美空の彼氏だったら、他の男に美空を奪われるかもと心配で毎日気が気じゃないだろう。


美空が告白されるなんて考えただけでも心臓が押しつぶされてしまいそうだ。


それなのに、龍馬は……



「ねぇ、龍馬……」


「何?」


「僕、美空が好きなんだ」


隣の家に住んでいる可愛い幼馴染の美空にずっと淡い想いを抱いていたこと。


今朝、美空に龍馬と付き合ったと報告されたこと。


美空を突き放してしまったこと。



美空への想いを語り始めると、きりがない。


それこそ一週間位喋り続けられる自信がある。



龍馬に今の気持ちを率直にぶつけると、龍馬は鋭い目を少しだけ細めて微笑んだ。
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