Black★Joker【完結】
「俺、お前を越える位美空を好きになってみせるよ」
「僕を越えるのはなかなか難しいよ?」
「バカ、俺をナメんなよ」
「せいぜい頑張ってよ」
「はいはい、お前に言われなくても頑張りますよ!!」
何だか、龍馬になら美空を任せそうな気がするよ。
自分以外の男に美空をとられるなんて考えたくもなかったけど、
龍馬なら。
龍馬なら美空を幸せにしてあげられるかもしれない。
今はまだ心から祝福してあげることはできないけど、いつか時間が経ってこの胸の痛みが和らいだ時、笑顔で二人と向き合える。
「……美空を泣かせたら、許さないからな」
「了解」
龍馬はニッと笑いながら大きく頷いた。