Black★Joker【完結】
「神谷、お前丸くなったな。あんなカスをわざわざ逃がしてやるなんて」
「で、何で俺に話しかけてきたわけ?用でもあんの?」
そう尋ねると、川上は煙草をふかしながら口の端を上に持ち上げた。
「さっきの男とずいぶん親しいみたいだな?」
「メソ男?別に親しくねぇよ」
「親しくなくて、一緒にラーメンなんて食うのか?」
クックと喉を鳴らして薄ら笑いを浮かべる川上。
いつから見られてたんだ……?
こいつの目的は一体……。
俺は川上をキッと睨んだ。