Black★Joker【完結】

母さんが龍馬のことを知るのは時間の問題だ。


「……ハァ……」


僕は鞄をベッドの上に投げつけた。



部屋の中は真っ暗で。


だけど、電気を点ける気力すら沸かない。




どうして母さんは僕を追い詰めるんだろう。


どうして大切な物を僕から奪い取ろうとするんだろう……。


あぁ、そうか。



僕が先に母さんから奪ったんだったよね。


母さんの一番大切のものを……。


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