Black★Joker【完結】
「知ってるけど……龍馬と仲良くしてたでしょ?それなのに急にどうして?」
「別に理由なんてないよ。龍馬と一緒にいると変な奴に絡まれたりするし嫌なんだ。昨日だって一緒にラーメンを食べにいった帰りに絡まれたし」
「……喧嘩になったの?」
龍馬からそんな話一切聞いてない。
『メソ男とらー』という意味のよく分からないメールが一通届いただけ。
らーの続きがラーメンだって、優の話でようやく理解できた。
「さぁ?知らないよ。僕は龍馬を置いて先に一人で帰ったし」
「そんな……」
「幻滅した?僕はそういう男なんだよ」
優はふんっと鼻で笑いながら吐き捨てるように言った。