Black★Joker【完結】
「俺、美空のことだけは誰にもとられたくない。ずっと自分のものにしておきたい」
「あたしは……いつだって龍馬のものでしょ?」
「そういうこと言うの反則だろ」
龍馬はニッと口の端を持ち上げた後、あたしを床に押し倒した。
「俺のものにしていいの?」
顔の横にある龍馬の腕。
あたしの目を真っ直ぐ見つめる鋭い瞳。
そんなの……決まってる。
「龍馬のものに……していいよ?」
恥ずかしくて顔を反らしながらそう呟くと、龍馬はあたしの首筋に顔を埋めた。