Black★Joker【完結】
「……やっ……」
背筋がぞくぞくして思わず体をよじる。
今まで味わったことのない感覚に体がついていかない。
頭と体が別々になったみたい。
あたしはギュッと目を瞑り、龍馬に身を委ねることにした。
龍馬は何度もあたしに優しくキスを落として、頭を撫でてくれる。
あたしの体が強張っていることに気付いているんだろう。
「……龍馬……恥ずかしいよ……」
龍馬の大きな手の平が、Yシャツの中に差し込まれようとした瞬間、
≪ブーッブーッブーッ≫
テーブルの上に乗せてあった龍馬の携帯が突然震え始めた。