Black★Joker【完結】

「……やっ……」


背筋がぞくぞくして思わず体をよじる。


今まで味わったことのない感覚に体がついていかない。


頭と体が別々になったみたい。


あたしはギュッと目を瞑り、龍馬に身を委ねることにした。



龍馬は何度もあたしに優しくキスを落として、頭を撫でてくれる。


あたしの体が強張っていることに気付いているんだろう。



「……龍馬……恥ずかしいよ……」


龍馬の大きな手の平が、Yシャツの中に差し込まれようとした瞬間、


≪ブーッブーッブーッ≫


テーブルの上に乗せてあった龍馬の携帯が突然震え始めた。
< 237 / 381 >

この作品をシェア

pagetop