Black★Joker【完結】
「つーか、何でもいいけどこいつ巻き込むなよ。おーい、メソ男大丈夫か?」
俺は地面に座り込み、ずっと黙っていたメソ男と同じ目線になった。
「何で来たんだよ!!こいつらの狙いは龍馬なんだぞ?!」
一発殴られたのかもしれない。
メソ男の頬は赤く腫れていた。
目をギラつかせて怒っているメソ男は、数か月前までメソメソ泣いていてた男とは大違いだった。
「だけど、こいつらがお前を殴った原因を作ったのは俺なんだって」
俺はメソ男の腕を掴んで立たせると、川上に視線を向けた。