Black★Joker【完結】
「テメェ……仲間呼びやがったな?!」
「仲間なんて呼んでねぇよ。つーか、お前達よりやっかいなのが来たんだよ」
「クソっ!……神谷……これで終わったと思うんじゃねぇぞ?!」
仲間がやってきたと知るなり、川上はすぐに他の4人に顎で指示を送った。
そして僕の携帯を地面に思いっきり投げつけると、ペッと唾を吐いた。
その唾は運悪く龍馬の髪にかかったようだ。
でも、龍馬は拳をギュッと握りしめて堪えている。
僕が俯く龍馬をぼんやりと見つめているうちに、川上達は闇の中に消えていった。