Black★Joker【完結】
「……あー!!ヤバいヤバい!!どうしよう!!」
「何がヤバいんだよ!!つーか、急にでかい声出すからすげぇビックリしたし」
部屋に入った瞬間に大声を張り上げてしまったあたし。
龍馬は胸に手を当てて「心臓がとまりかけたから」と苦笑いを浮かべていた。
「だって……」
今日、龍馬の家に来ることは予想外だったし……。
あたし……今日はどんな下着だったっけ?
まさか上下セットじゃないとか……。
ううん、まさかそんなことはないはず。
グルグルと心配事が頭の中を駆け巡って落ち着かない。
「美空、お前何か変だぞ?具合悪いのか?」
龍馬はあたしのおでこに手を当てて首を傾げる。