Black★Joker【完結】
お互いの体温が重なり合って、すごく気持ちいい。
龍馬の引き締まった腕に抱かれていると何も考えられなくなる。
「痛かったら言えよ?」
「……うん」
龍馬の大きな背中にギュッと掴まってその時を待つ。
「……いっ……たぁ……」
「美空、力抜いて?」
あたしをリラックスさせようとしてか、龍馬は何度もあたしにキスをした。
下半身を引き裂かれるような痛みの後に襲ってきた喜び。
「……龍馬……大好きだよ」
あたし、龍馬と結ばれたんだね。
甘美なその痛みがあたしにとってこれ以上ない幸せだった。