Black★Joker【完結】

でも、今は違う。


時給アップも焼き肉も関係ない。


俺はメソ男をこんな目に合わせるために、友達になったわけじゃない。



『龍馬はすぐに人に手を出すだろ?暴力で全てを解決するなんて最低だよ!!』


『分かったよ。もう誰にも暴力振るわない』


俺にとってあれは売り言葉に買い言葉でしかなかった。


でも、メソ男と友達でいられるなら暴力なんて必要ないと思った。



『その代わり、俺はお前の友達でいる。それでいいか?』


もし誰かに喧嘩を売られたら、うまくかわせばいいと思っていた。


でも、その約束を交わしたばかりにメソ男は……――







< 314 / 381 >

この作品をシェア

pagetop