Black★Joker【完結】
でも、今は違う。
時給アップも焼き肉も関係ない。
俺はメソ男をこんな目に合わせるために、友達になったわけじゃない。
『龍馬はすぐに人に手を出すだろ?暴力で全てを解決するなんて最低だよ!!』
『分かったよ。もう誰にも暴力振るわない』
俺にとってあれは売り言葉に買い言葉でしかなかった。
でも、メソ男と友達でいられるなら暴力なんて必要ないと思った。
『その代わり、俺はお前の友達でいる。それでいいか?』
もし誰かに喧嘩を売られたら、うまくかわせばいいと思っていた。
でも、その約束を交わしたばかりにメソ男は……――