Black★Joker【完結】
「……で、これが俺を苦しめた分」
涙を浮かべている川上に呆れながら、川上の手を踏みつける。
「もう、メソ男と美空に近付くな。もし手出したら、こんなもんじゃすまねぇよ?」
「……くッ……っ!!」
「あ〜?何だって?聞こねぇよ。分かった?分かんない?どっちだよ」
足に力を込めると川上は急に低いうなり声をあげた。
そして、唇を噛み締めながら何度も首を縦に振った。
「もうお前に手なんてださねぇよ!!歯だけじゃなく、指と肩も折りやがって!!」
川上は苦痛に顔を歪めながらわめいた。