Black★Joker【完結】
「優、またな」
「龍馬……」
俺がそう言うと、優は嬉しそうにはにかみながら頷いた。
「そうだ、母さんが龍馬に謝りたいから今度うちに遊びにおいでって。クッキー焼いて待ってるって」
「……おう。楽しみにしとくわ」
そう答えると、優と川上は揃って部屋を出ていった。
「……ねぇ、龍馬?あたし、あまりの展開に全然ついていけないんだけど」
「いいんだって。ついてこれなくて」
「また仲間外れにするー!!」
二人が部屋から出ていくと、美空は俺の腕に自分の腕を絡ました。