Black★Joker【完結】
「ブラックジョーカー?なんだそれ」
「じゃあ、問題です。ブラックは黒、ジョーカーはおどけ者……さて誰のことでしょう?」
「……全然わかんねぇ。つーか、その問題なんなの?なぞなぞ?」
「さぁ?なんでしょう」
正解は、神谷龍馬でした。
自分のことを問題にされていることに気付いていない龍馬。
あたしはそんな龍馬を見てクスクス笑った。
「……んだよ、それ。答え教えろって」
「ダーメ、女の子の胸を見た罰!!」
「うわー……今日気になって寝れねぇよ」
あたしは、ガックリと肩を落とす龍馬の耳元でそっと囁いた。