Black★Joker【完結】
「じゃあ、教えてあげる。ブラックジョーカーはあたしの好きな人」
「……は?ハァ?なんだそれ」
あたしが言い終わると、龍馬は眉間に皺を寄せる。
「ブラックジョーカーってどこのどいつだよ?つーか、美空は何でそんな奴のことが好きなんだよ!!それに俺という男がありながらよくもそんなことが……」
ブツブツと呟く龍馬が愛おしくて。
「龍馬、大好きだよ?」
龍馬の腕を掴んで、顔を下から覗き込む。
「俺の方が好きだから」
すると、龍馬はあたしの唇を奪った後、ニッと笑った。
これからもずっと、そのままの龍馬でいてね。
あたしは……
ブラックジョーカーが……
ううん、神谷龍馬を世界一愛しています。
END