Black★Joker【完結】
―――………
「……マジかよ」
美空の通う高校の前に着いた俺は盛大な溜息をついた。
『悪い。ちょっと遅れる』
教室を出て慌てて美空にメールを送信した。
でもその返事がこれだ。
『急がなくて平気だよ。あたし今、7時間目の選択授業受けてるから』
つーか、7時間目ってなんだよ。
普通は6時間授業だろうーが。
私立の学校には7時間授業というものが存在するらしい。
ありえない。
ありえなさすぎる。
俊平に裏DVDを全部あげると言ってしまったことを思い出して、俺はガックリと肩を落とした。