Black★Joker【完結】
「メソ男、続けられそうか?」
高校生である僕達は22時上がりで休憩室に入った。
龍馬は慣れた様子でバイト用の黒いTシャツを脱ぐ。
「まぁ……今のところは……」
男同士なのに、上半身裸の龍馬を見てソワソワしてしまう。
それはきっと自分の体と龍馬の体があまりにも違いすぎるからだろう。
僕は龍馬の体をジーッと見つめて、思わずゴクリと唾を飲み込んだ。
割れた腹筋に厚い胸板。
腕には適度な筋肉がついていて、僕のヒョロっとした枝のような腕とは比べ物にならなかった。
「さっきから何ジロジロ見てんだよ」
「いや……なんかスポーツでもしてるのかなって。筋肉があるからさ」
「最近してねぇよ。ご無沙汰」
「どんなスポーツ?」
そう尋ねると、龍馬は「SEX」と真顔で答えた。