Black★Joker【完結】


「あのさ、いい物って何だったの?」


龍馬が煙草を吸い終わった頃合いを見計らって、そう切り出す。


「あぁー……そうだったな。俺さ、さっきから何でメソ男をうちに連れてきたんだっけって考えてたんだよ」


「忘れてたのか……」


マイペースすぎるだろ!


そう思っても口には出さない。


口に出せばきっと2倍……いや、100倍返しされるのは目に見えている。


「お前、童貞みたいだしこれ貸してやろうと思って」


「別に童貞は関係ないだろ……」


龍馬はムッとしている僕を無視して、ベッドの下から何かを引っ張りだした。


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