《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「都合ったって……。

そもそも、さっき急に
居残りになっても、困った
ような感じなかったし。

どーせ帰るだけだろ?」


カッチーン。


あーもぉ、この決めつける
みたいな上から発言、マジ
ムカつく!

あたしだって、バイト終わりで
遊ぶ友達くらい山ほどいるわよ!!



……でも。


今日は『たまたま』、爽介の
言ったとおりだったんで。


なんか負け惜しみみたいに
思われるのがシャクで、
あたしは何も言えなかった。


そしたら爽介は、


「ホラ、図星じゃん♪」


勝ち誇ったみたいに、そう
言って笑う。



……………。



わかったわよ。


そこまで言われたら、もう
開き直ってやるわ。


そんなにあたしとお酒が
飲みたいってゆーなら、
付き合ってやろうじゃない。


「――誘ってきたからには、
トーゼンあんたのオゴリ
なんでしょーね?」


これでワリカンだなんて
言ったら、マジこいつサイアク。
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