《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
髪は暗めの茶色で、くせ毛
なのかパーマなのか、
毛先だけゆるくウェーブが
かかってた。
どっかのモデル? って
思うくらいの美形。
ムカついて睨んでるはず
なのに、不覚にもちょっと
ドキドキしちゃいそうな……。
そいつも、片眉を吊り
上げて、あたしを見下ろしてた。
でもしばらくすると、その
表情を不思議そうなものに
変えて……、
「――つーか、お前、ダレ?」
ふてぶてしい言い方に、
あたしはカッチーンとくる。
顔はいいけど、
態度悪すぎでしょコイツ!
「あ、あんたにお前なんて
呼ばれる筋合いないわよ!
てゆーかあんたこそダレ?
あんたがここに来いって
言ったんじゃないの!?」
「はぁ……?
お前こそ人のことあんた
とか連呼してんだろ。
つか、お前なんか知らねーし。
ナニ? 新手のストーカー?」
「スッ、ストーカーですって!?」
なのかパーマなのか、
毛先だけゆるくウェーブが
かかってた。
どっかのモデル? って
思うくらいの美形。
ムカついて睨んでるはず
なのに、不覚にもちょっと
ドキドキしちゃいそうな……。
そいつも、片眉を吊り
上げて、あたしを見下ろしてた。
でもしばらくすると、その
表情を不思議そうなものに
変えて……、
「――つーか、お前、ダレ?」
ふてぶてしい言い方に、
あたしはカッチーンとくる。
顔はいいけど、
態度悪すぎでしょコイツ!
「あ、あんたにお前なんて
呼ばれる筋合いないわよ!
てゆーかあんたこそダレ?
あんたがここに来いって
言ったんじゃないの!?」
「はぁ……?
お前こそ人のことあんた
とか連呼してんだろ。
つか、お前なんか知らねーし。
ナニ? 新手のストーカー?」
「スッ、ストーカーですって!?」