《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「休憩時間に、雫に
呼び出されたわよ」


「え………マジ?」


「大マジよ。

昨日の、どっかから
見てたんだって」


「……………」


爽介は驚きで目を真ん丸に
しつつも、『しまった』
って顔してる。

明らかに、心当たりがある顔。
――やっぱりね。


「見てたってか

……んで、あいつなんて?」


「どこに言ってたのか
聞かれて、まあ、イロイロと」


事細かくは説明しない。


でも爽介は、それだけで
充分よくわかったみたいだった。

両手をテーブルについて、
頭抱え込んじゃう。


「まった、あいつは……
暴走しやがって……!」


怒ったような困り切った
ような、なんとも情けない
声だった。


「やっぱ、知ってたんだ」


雫が、爽介のこと好きなこと。


「まぁな……。
何回か、告られてるから」


「あ、そ」


思ったとーりだ。やっぱり
爽介、わかってたんだ。


まぁ、そうだろうって予想
ついてなきゃ、いくらあたし
でも爽介に話したりしないけど。
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