《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
あんなムカつく相手でも
一応女のコ。
秘めてる恋心をバラすほど、
ヤボじゃない。
思い出したのよね――。
昨日爽介が、『雫と飲みに
行くのはちょっとメンドウ』
って話してたの。
つまりそれって、自分が
フッた相手だから。
「たしかに雫の様子も
なんかおかしいとは思って
たんだけど……まさか
そんなこととは……」
「なんだ、そーだったの?
あたしと雫が揃って様子
おかしいのに気づいてたん
なら、思い当たってくれても
よかったのに。
意外とニブいのね」
「んなこと言ったって、
まさかそんなことまでする
とは思わないだろ」
爽介は訴えるような目で
あたしを見てくるけど。
甘いわね。
恋に狂った女のコには、
男の常識感覚は通用しないのよ。
「よっぽどあんたのことが
好きなんでしょ。
なんで付き合ってあげないの?
美人じゃない」
「アホかお前は
美人だろーが、ホレても
いない女と付き合えるか!」
一応女のコ。
秘めてる恋心をバラすほど、
ヤボじゃない。
思い出したのよね――。
昨日爽介が、『雫と飲みに
行くのはちょっとメンドウ』
って話してたの。
つまりそれって、自分が
フッた相手だから。
「たしかに雫の様子も
なんかおかしいとは思って
たんだけど……まさか
そんなこととは……」
「なんだ、そーだったの?
あたしと雫が揃って様子
おかしいのに気づいてたん
なら、思い当たってくれても
よかったのに。
意外とニブいのね」
「んなこと言ったって、
まさかそんなことまでする
とは思わないだろ」
爽介は訴えるような目で
あたしを見てくるけど。
甘いわね。
恋に狂った女のコには、
男の常識感覚は通用しないのよ。
「よっぽどあんたのことが
好きなんでしょ。
なんで付き合ってあげないの?
美人じゃない」
「アホかお前は
美人だろーが、ホレても
いない女と付き合えるか!」