《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
あたしは空気を変えるように
パンッと大きく手を叩くと、
「じゃ、この話はもうおしまい!
あたし、帰るわ」
そう言って、荷物をまとめ
ながら立ち上がる。
「あ、オイ――」
ちょっとだけ驚いたように、
爽介が顔を上げた。
何か言いたそうな表情。
あたしはもう通路まで
出てたけど、立ち止まって
爽介を見下ろす。
「なに?」
爽介は少し表情を
引き締めて言った。
「社長の試食が、明日に
決まったんだ。
夕方から、オレが新条さんと
2人で試作品を持って、
社長の所に行ってくる」
「へぇ、明日……」
あたしは少しだけ目を丸くした。
新条さんが連絡したのは
まだ昨日だっていうのに、
ハードスケジュールの
パパにしてはずいぶん早い。
たまたま空いてたのかな……?
「一応おまえが原案だからな。
報告」
「それはわざわざどーも。
大丈夫じゃない、
昨日通りに作れば」
パンッと大きく手を叩くと、
「じゃ、この話はもうおしまい!
あたし、帰るわ」
そう言って、荷物をまとめ
ながら立ち上がる。
「あ、オイ――」
ちょっとだけ驚いたように、
爽介が顔を上げた。
何か言いたそうな表情。
あたしはもう通路まで
出てたけど、立ち止まって
爽介を見下ろす。
「なに?」
爽介は少し表情を
引き締めて言った。
「社長の試食が、明日に
決まったんだ。
夕方から、オレが新条さんと
2人で試作品を持って、
社長の所に行ってくる」
「へぇ、明日……」
あたしは少しだけ目を丸くした。
新条さんが連絡したのは
まだ昨日だっていうのに、
ハードスケジュールの
パパにしてはずいぶん早い。
たまたま空いてたのかな……?
「一応おまえが原案だからな。
報告」
「それはわざわざどーも。
大丈夫じゃない、
昨日通りに作れば」