《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
考えたら……店の責任者が
いくらなんでもあんなに
若いわけない。
服装からしても、二人は
きっと厨房のスタッフ――
パティスリーだから、
パティシエってやつなのかも。
ちょっと考えたら分かり
そうなもんだけど、
さっきは怒りのあまり、
頭が動転しちゃってたわ。
貢のノックには、しばらく
遅れてから、返事が返ってきた。
「入ってー」
すぐさま貢がドアを
開けて、視線であたしに
入るよう指示する。
ツカツカ中に進んでくと、
部屋の中央のデスクに、
40代前半くらいの男の人が
座ってた。
サラリーマンみたいな
スーツ姿じゃなくて、
オシャレな黒の細身の
ジャケットを、ちょっと
着崩してる。
髪はブラウンに染めてて、
ピアスなんかしてて――
なかなかイケてる
オジサマって感じ。
ちょうど部屋の電話で
話してたようで、受話器を
戻しながらあたし達を見て、
「悪い悪い!
自分で出迎えるつもり
だったんだけど、運悪く
電話がかかってきちゃってな。
大丈夫だったか、貢?」
いくらなんでもあんなに
若いわけない。
服装からしても、二人は
きっと厨房のスタッフ――
パティスリーだから、
パティシエってやつなのかも。
ちょっと考えたら分かり
そうなもんだけど、
さっきは怒りのあまり、
頭が動転しちゃってたわ。
貢のノックには、しばらく
遅れてから、返事が返ってきた。
「入ってー」
すぐさま貢がドアを
開けて、視線であたしに
入るよう指示する。
ツカツカ中に進んでくと、
部屋の中央のデスクに、
40代前半くらいの男の人が
座ってた。
サラリーマンみたいな
スーツ姿じゃなくて、
オシャレな黒の細身の
ジャケットを、ちょっと
着崩してる。
髪はブラウンに染めてて、
ピアスなんかしてて――
なかなかイケてる
オジサマって感じ。
ちょうど部屋の電話で
話してたようで、受話器を
戻しながらあたし達を見て、
「悪い悪い!
自分で出迎えるつもり
だったんだけど、運悪く
電話がかかってきちゃってな。
大丈夫だったか、貢?」