《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
だって、バイト候補なんて
他にいくらでもいるでしょ。
使えないコは切り捨てて、
次を探そうって――そう
思ったって、おかしくない
じゃない。
俯いて考え込むあたしに、
ふと、ごく近い所から声が
届いた。
「まぁ、もし――」
いつの間にか爽介が立ち
上がってて、あたしのすぐ
後ろに立ってる。
「もし、なんかの間違いで
お前がクビになるような
ことがあったら――。
そんときは、オレがお前を
雇ってやるよ」
「は―――??」
雇う? 爽介が、あたしを?
「ナニ言ってんの?
あんただってただの
サラリーマンじゃない」
あたしは首を捻って、
背後に立つ爽介を呆れた
目で見上げた。
爽介はソファの背もたれに
浅く腰掛けるように身を
預け、あたしを見下ろしながら、
「そーだけど。
個人的に雇うぶんには問題
ねーだろ。
オレ専属の、スイーツ
デザイナーにしてやる。
服のデザインができんなら
それもできるだろ」
そう言うと爽介は、あたしの
頭を大きな手でワシャ
ワシャッと掻き混ぜる。
他にいくらでもいるでしょ。
使えないコは切り捨てて、
次を探そうって――そう
思ったって、おかしくない
じゃない。
俯いて考え込むあたしに、
ふと、ごく近い所から声が
届いた。
「まぁ、もし――」
いつの間にか爽介が立ち
上がってて、あたしのすぐ
後ろに立ってる。
「もし、なんかの間違いで
お前がクビになるような
ことがあったら――。
そんときは、オレがお前を
雇ってやるよ」
「は―――??」
雇う? 爽介が、あたしを?
「ナニ言ってんの?
あんただってただの
サラリーマンじゃない」
あたしは首を捻って、
背後に立つ爽介を呆れた
目で見上げた。
爽介はソファの背もたれに
浅く腰掛けるように身を
預け、あたしを見下ろしながら、
「そーだけど。
個人的に雇うぶんには問題
ねーだろ。
オレ専属の、スイーツ
デザイナーにしてやる。
服のデザインができんなら
それもできるだろ」
そう言うと爽介は、あたしの
頭を大きな手でワシャ
ワシャッと掻き混ぜる。