《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「爽介が飛び出して行った
時点でだいたいの流れは
想像がつくからな。
蓮を迷子にするわけにも
いかないだろう」
つまり、爽介があたしを
自分ちに連れてくのも、
それをマッキーが追い
かけようとするのも。
全部予想して、マッキーの
仕事終わりを待ってたってこと?
あたしは――心底感心してた。
この3人……なんてゆーか、
スゴイ。
言葉で全く説明してないのに、
なんでみんな、そんなに
お互いの考えてることが
わかるんだろ?
「まぁ、オレの仕事はもう
終わりだ。
後は蓮に任せる」
言って、貢はまた涼しい
顔でコーヒーを飲む。
それを受けてか、マッキーが
思い出したように、『ああ
そうだ』と小さく声をあげた。
「はいアリィ、これ」
そう言って差し出されたのは、
一番大きいサイズの、
うちの店の紙袋。
中を覗くと、あたしの
私服や荷物がたたんで
入れてあった。
「え、これ……!?」
「あ、大丈夫。
ちゃんと女のコに頼んで
やってもらったから。
まあ、勝手にロッカー
開けたことにはかわり
ないんだけど」
時点でだいたいの流れは
想像がつくからな。
蓮を迷子にするわけにも
いかないだろう」
つまり、爽介があたしを
自分ちに連れてくのも、
それをマッキーが追い
かけようとするのも。
全部予想して、マッキーの
仕事終わりを待ってたってこと?
あたしは――心底感心してた。
この3人……なんてゆーか、
スゴイ。
言葉で全く説明してないのに、
なんでみんな、そんなに
お互いの考えてることが
わかるんだろ?
「まぁ、オレの仕事はもう
終わりだ。
後は蓮に任せる」
言って、貢はまた涼しい
顔でコーヒーを飲む。
それを受けてか、マッキーが
思い出したように、『ああ
そうだ』と小さく声をあげた。
「はいアリィ、これ」
そう言って差し出されたのは、
一番大きいサイズの、
うちの店の紙袋。
中を覗くと、あたしの
私服や荷物がたたんで
入れてあった。
「え、これ……!?」
「あ、大丈夫。
ちゃんと女のコに頼んで
やってもらったから。
まあ、勝手にロッカー
開けたことにはかわり
ないんだけど」