《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「ハイ……」


どうやらあたしは、寛大と
ゆーかテキトーというか……
まあ微妙なラインだけど、
お叱りなしで許して
もらえるみたい。


あたしが殊勝に返事したのを
聞き届けて、新条さんは
『ウンウン』と大きく頷くと、


「よし、じゃあこの話は終了!

本題に入ろう♪」



――――は?



「本題……?」


って、今のがそうじゃないの?


キョトンとして新条さんを
見返すあたし。


新条さんはそんなあたしに
ニコッと意味ありげな
笑みを浮かべてから、
あたしの右側に立ってる
爽介を見た。


爽介もその視線の意味を
ちゃんと理解してるようで、
小さく新条さんに頷きを返す。


――え、なに?


ワケがわかんないまま
爽介に顔を向けたあたしに、
爽介は楽しむような、どこか
不敵な笑いを浮かべて話し
出した。


「昨日さ、お前に、オレ
専属のスイーツデザイナー
やればみたいな話したろ?」


「え………?」


――たしかに、昨日そんな
こと爽介言ってた。
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