《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「わりぃ、ちょっと言い過ぎた。
責めるつもりじゃ
なかったんだけど……」
わかってる。
爽介は、ホントに真っすぐ
だから。
あんたの正直な気持ちを
ぶつけただけで、悪気
なんか全くないんでしょ。
あたしが、真っすぐじゃ
ないから。
だから、あんたの質問に
答えられなかった。
「あたしが……爽介みたいに
もうちょっと強かったら。
今でも、あたしもデザイン
やってたかもしんないな……」
自嘲じみた笑みを頬に張り
付けて、あたしはポツリと
そう呟く。
すると、爽介も困ったような
曖昧な笑顔に意外そうな
色を浮かべて、
「―――は?
オレ、別に強くなんかねーぜ?」
「そんなことない。強いわよ。
たしかにあんたがここまでの
パティシエになれたのも、
その強さのおかげなのかもね」
あたしには、なかった強さ。
それが、あたしと爽介の
明暗を分けた、決定的な
『違い』――?
責めるつもりじゃ
なかったんだけど……」
わかってる。
爽介は、ホントに真っすぐ
だから。
あんたの正直な気持ちを
ぶつけただけで、悪気
なんか全くないんでしょ。
あたしが、真っすぐじゃ
ないから。
だから、あんたの質問に
答えられなかった。
「あたしが……爽介みたいに
もうちょっと強かったら。
今でも、あたしもデザイン
やってたかもしんないな……」
自嘲じみた笑みを頬に張り
付けて、あたしはポツリと
そう呟く。
すると、爽介も困ったような
曖昧な笑顔に意外そうな
色を浮かべて、
「―――は?
オレ、別に強くなんかねーぜ?」
「そんなことない。強いわよ。
たしかにあんたがここまでの
パティシエになれたのも、
その強さのおかげなのかもね」
あたしには、なかった強さ。
それが、あたしと爽介の
明暗を分けた、決定的な
『違い』――?