《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
テーブルに突っ伏した姿勢の
まま……亜莉紗が動いていない。
――コイツ……まさかと
思うけど――。
自分の椅子に戻り、
テーブルにカップを置いて。
それから、物音をたてない
ようにそっと、突っ伏した
亜莉紗の顔を覗き込む……。
「――マジかよ
寝るかフツー、この数分で?」
――どんだけ疲れたんだよ。
つーか、それ以前に
オレんちだぞココ。
いい歳した女が、仮にも
オトコの部屋で寝入っちゃ
ヤバいだろ。
無防備にもほどが―――、
と、そこまで考えて。
爽介はハタと気づいて、
思わず硬直する。
――てかナニ考えてんだオレ。
これじゃまるで、オレが
その気があるみてーじゃねーか
自分の考えに自分でうろたえ――
爽介は右手で口元を押さえて、
亜莉紗から視線をそらした。
でも。
……目にしたばかりの亜莉紗の
寝顔が、もうしっかり頭に
焼きついて離れない。
手の甲に頬を乗せるように
して、長いまつげの瞳を閉じて。
まま……亜莉紗が動いていない。
――コイツ……まさかと
思うけど――。
自分の椅子に戻り、
テーブルにカップを置いて。
それから、物音をたてない
ようにそっと、突っ伏した
亜莉紗の顔を覗き込む……。
「――マジかよ
寝るかフツー、この数分で?」
――どんだけ疲れたんだよ。
つーか、それ以前に
オレんちだぞココ。
いい歳した女が、仮にも
オトコの部屋で寝入っちゃ
ヤバいだろ。
無防備にもほどが―――、
と、そこまで考えて。
爽介はハタと気づいて、
思わず硬直する。
――てかナニ考えてんだオレ。
これじゃまるで、オレが
その気があるみてーじゃねーか
自分の考えに自分でうろたえ――
爽介は右手で口元を押さえて、
亜莉紗から視線をそらした。
でも。
……目にしたばかりの亜莉紗の
寝顔が、もうしっかり頭に
焼きついて離れない。
手の甲に頬を乗せるように
して、長いまつげの瞳を閉じて。