《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
想いのカタチ
☆☆☆☆☆
「はぁ……」
無意識のうちに、長い
ため息がもれてた。
で、その直後に自分でも
ハッと気づいて、あわてて
口元に手をやる。
今は休憩中で、あたしは
マッキーと2人で休憩室に
いるところ。
遅番だから、時間は5時過ぎ。
最近になって、いよいよ
最終段階である商品の配膳の
研修に入ったから、また
マッキーと2人で行動する
ことが増えてるんだ。
「どうしたのアリィ、
ため息なんてついちゃって?」
「ん……ちょっとね……」
気にかけてくれてるのは
とってもありがたいんだけど――
さすがに、話せないな
昨日の、爽介の部屋での
出来事が頭から離れない、
なんて……。
「アンニュイだなぁ。
あ、もしかしてアレかな?
ソレイユ杯のデザインで
行き詰まってるとか?」
マッキーは新条さんから
でも聞いたのか、いつの
間にかあたしがやっぱり
爽介の誘いを受けたことを
知ってた。
でも、お店での仕事はもち
ろん通常通りやってるし、
他のバイトのコの手前も
あっておおっぴらには
してないんで、詳しい進行
具合は知らない。
「はぁ……」
無意識のうちに、長い
ため息がもれてた。
で、その直後に自分でも
ハッと気づいて、あわてて
口元に手をやる。
今は休憩中で、あたしは
マッキーと2人で休憩室に
いるところ。
遅番だから、時間は5時過ぎ。
最近になって、いよいよ
最終段階である商品の配膳の
研修に入ったから、また
マッキーと2人で行動する
ことが増えてるんだ。
「どうしたのアリィ、
ため息なんてついちゃって?」
「ん……ちょっとね……」
気にかけてくれてるのは
とってもありがたいんだけど――
さすがに、話せないな
昨日の、爽介の部屋での
出来事が頭から離れない、
なんて……。
「アンニュイだなぁ。
あ、もしかしてアレかな?
ソレイユ杯のデザインで
行き詰まってるとか?」
マッキーは新条さんから
でも聞いたのか、いつの
間にかあたしがやっぱり
爽介の誘いを受けたことを
知ってた。
でも、お店での仕事はもち
ろん通常通りやってるし、
他のバイトのコの手前も
あっておおっぴらには
してないんで、詳しい進行
具合は知らない。