《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
あたしは緩慢な動作で首を
横に振りつつ、
「ううん。
まだ、そんな具体的な
とこまでいってないから」
「あ、そーなんだ?」
「うん。
イロイロ基礎とか出品作品の
規定とかを教えてもらっただけ」
「そっか。
たしかに同じデザインとは
いっても、チョコレート・
ピエスともなると勝手は
違うだろうしね。
そこから始めるのが正解かな」
さすがベテランのマッキー。
ホール係なのに、コンクールの
ことについてもちゃんと
把握してるみたい。
「でも、コンクールのこと
じゃないとしたら、ホント
どうしたの?
まさか――恋の悩みとか?」
――――えっ!?
あたしは思いっきりギクリと
した内心を悟られないように、
ポーカーフェイスをきどる
ので必死だった。
何よこのフェイントの図星は
あいかわらずあなどれないヤツ。
「――何くだらないこと
言ってんのよ。
そんなんじゃないけど……
まぁイロイロあんのよ」
横に振りつつ、
「ううん。
まだ、そんな具体的な
とこまでいってないから」
「あ、そーなんだ?」
「うん。
イロイロ基礎とか出品作品の
規定とかを教えてもらっただけ」
「そっか。
たしかに同じデザインとは
いっても、チョコレート・
ピエスともなると勝手は
違うだろうしね。
そこから始めるのが正解かな」
さすがベテランのマッキー。
ホール係なのに、コンクールの
ことについてもちゃんと
把握してるみたい。
「でも、コンクールのこと
じゃないとしたら、ホント
どうしたの?
まさか――恋の悩みとか?」
――――えっ!?
あたしは思いっきりギクリと
した内心を悟られないように、
ポーカーフェイスをきどる
ので必死だった。
何よこのフェイントの図星は
あいかわらずあなどれないヤツ。
「――何くだらないこと
言ってんのよ。
そんなんじゃないけど……
まぁイロイロあんのよ」