《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「え……。そう、かな……?」
「そうだよ。
あの頃のアリィは、なんて
いうのかな……。
他人の助言とか気遣いなんて
いらないって感じで、人を
寄せつけない空気っていうか、
そーゆーのがあったけど。
いつの間にか、そんなに
優しく笑うようになったんだね」
マッキーは嬉しそうな目を
して、しみじみした口調で
そんなふうに言う。
あたしは――正直、ドキンと
胸が跳ねるのを感じてた。
だって、マッキーの言った
ことは……まさしく、その
通りだったから。
『他人の気遣いなんていらない』
ううん、それどころか。
ぶっちゃけこの店の誰とも、
深く関わったり仲良く
なったりしようなんて、
思ってなかった。
あたしはひとりでいい――
そう思ってたから。
でもこの店でいろんな
出来事に出会ううちに。
いつの間にかそんなの、
忘れてたな……。
だってここには、あたしを
引っ掻き回してくれる
お節介やきがいて……
どんどん、あたしの殻を
壊していっちゃったんだもん。
「そうだよ。
あの頃のアリィは、なんて
いうのかな……。
他人の助言とか気遣いなんて
いらないって感じで、人を
寄せつけない空気っていうか、
そーゆーのがあったけど。
いつの間にか、そんなに
優しく笑うようになったんだね」
マッキーは嬉しそうな目を
して、しみじみした口調で
そんなふうに言う。
あたしは――正直、ドキンと
胸が跳ねるのを感じてた。
だって、マッキーの言った
ことは……まさしく、その
通りだったから。
『他人の気遣いなんていらない』
ううん、それどころか。
ぶっちゃけこの店の誰とも、
深く関わったり仲良く
なったりしようなんて、
思ってなかった。
あたしはひとりでいい――
そう思ってたから。
でもこの店でいろんな
出来事に出会ううちに。
いつの間にかそんなの、
忘れてたな……。
だってここには、あたしを
引っ掻き回してくれる
お節介やきがいて……
どんどん、あたしの殻を
壊していっちゃったんだもん。