《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「アホかお前は

んな直接的な意味は
どーでもいいんだよ。
イメージだろ、イメージ!」


爽介がため息をつきながら、
ジトッとした半眼で
あたしをにらむ。


「うるさいわね、
わかってるわよ。

ちょっと調べてみただけでしょ」


溶かしたチョコレートを
練ったり型をとったりして
作る、チョコレートのオブジェ。


針金の骨組みなんかを使うのは
禁止なんだけど、何種類かの
装飾品は、使ってもいいらしい。

例えばそう……花とか、紙とか。


表面を彩る分には、そう
いうチョコ以外の物も
使えるんだ。(もちろん、
あくまでチョコがメインだけど)


爽介いわく、そういう装飾
品をどーゆーふうに使ってく
かも、大きな鍵になるらしい。


「言葉からストレートに
連想するのは、やっぱ
鳥とか空とかなんだけど。

そーゆー安直なのじゃ
ありきたりの作品にしか
ならねーからなぁ」


爽介は今日はテーブルの
上にノートPCを出してきて、
何かヒントになるものは
ないかとキーをたたいてる。
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