《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
でも聞くところによると、
このソレイユ杯は12月に
本選を行うのが恒例らしい
から、そうするとどうしても
予選はこの時期になっちゃう。
つまり、過去の参加者も
通ってきた苦難の道。
――乗り越えるしかないんだ。
「がんばって、爽介。
……クーラーの温度も少し
下げよっか?」
「イヤ、いいよ。
これ以上下げたらお前
凍えちまうだろ」
爽介は苦笑しながら
あたしの上半身を指差した。
たしかに……今のあたし、
半袖の上に春物のカーディ
ガン羽織ってる。
クーラーの設定温度は、
クールビズなんて
くそくらえの18度。
初日にかなり寒い思い
したんで、次の日から
カーディガン持ってきてる
ってワケ。
「……いいわよ、我慢するから」
てゆーか。
あたしのことなんて、気に
しなくていいのに。
あたし、一緒にチョコレート
触ったりできるわけでも
ないから、毎晩雑用するか
見てるだけで。
爽介が悩んでても、他に
何を手伝えるわけでも
なくて、すごくもどかしい
思いしてるのに。
このソレイユ杯は12月に
本選を行うのが恒例らしい
から、そうするとどうしても
予選はこの時期になっちゃう。
つまり、過去の参加者も
通ってきた苦難の道。
――乗り越えるしかないんだ。
「がんばって、爽介。
……クーラーの温度も少し
下げよっか?」
「イヤ、いいよ。
これ以上下げたらお前
凍えちまうだろ」
爽介は苦笑しながら
あたしの上半身を指差した。
たしかに……今のあたし、
半袖の上に春物のカーディ
ガン羽織ってる。
クーラーの設定温度は、
クールビズなんて
くそくらえの18度。
初日にかなり寒い思い
したんで、次の日から
カーディガン持ってきてる
ってワケ。
「……いいわよ、我慢するから」
てゆーか。
あたしのことなんて、気に
しなくていいのに。
あたし、一緒にチョコレート
触ったりできるわけでも
ないから、毎晩雑用するか
見てるだけで。
爽介が悩んでても、他に
何を手伝えるわけでも
なくて、すごくもどかしい
思いしてるのに。