《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「やぁ、がんばってる?
近くを通ったから、
ちょっと覗いてみたんだ」
迷わずあたし達の方に足を
進めながら、新条さんが
にこやかに手を振る。
この人は……あたしが
ビックリしてんのトーゼン
わかってるはずなのに、
素知らぬフリを決め込んで
くれちゃうわけね。
爽介の手前仕方ないとは
いえ、憎たらしいポーカー
フェイス。
「お疲れ様です。
今は……ちょっと
休憩してました」
爽介はさりげなくあたし
から離れて、新条さんに
歩み寄った。
パパも、ゆっくりした
足取りで厨房に入ってくる。
パパがすぐ近くまで来ると、
爽介はペコリと頭を下げて、
「お疲れ様です、社長」
「ああ。久しぶりだな、桐生。
調子はどうだ」
パパはあたしには見向きも
しないでそのまま爽介と
話し出したんで、
その隙にあたしは新条さんの
隣にササッと移動して、
本人にしか聞こえない
小声で問いつめた。
『ちょっと、どーゆーこと
なんですかコレッ!?』
近くを通ったから、
ちょっと覗いてみたんだ」
迷わずあたし達の方に足を
進めながら、新条さんが
にこやかに手を振る。
この人は……あたしが
ビックリしてんのトーゼン
わかってるはずなのに、
素知らぬフリを決め込んで
くれちゃうわけね。
爽介の手前仕方ないとは
いえ、憎たらしいポーカー
フェイス。
「お疲れ様です。
今は……ちょっと
休憩してました」
爽介はさりげなくあたし
から離れて、新条さんに
歩み寄った。
パパも、ゆっくりした
足取りで厨房に入ってくる。
パパがすぐ近くまで来ると、
爽介はペコリと頭を下げて、
「お疲れ様です、社長」
「ああ。久しぶりだな、桐生。
調子はどうだ」
パパはあたしには見向きも
しないでそのまま爽介と
話し出したんで、
その隙にあたしは新条さんの
隣にササッと移動して、
本人にしか聞こえない
小声で問いつめた。
『ちょっと、どーゆーこと
なんですかコレッ!?』