《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
だから、あたしが今までに
したデザインを見せたこと
なんて、一度もない。
そのパパが、あたしの描いた
デザイン画を見てる――。
……それほど長い時間じゃ
なかったのかもしんないけど、
あたしにとっては、もの
すごーく長い沈黙の時間が
流れた。
知らず知らずのうちに両手を
握りしめてて、汗までかき
出してる。
さっきまで、あんなに
寒かったのに。
――やがて。
充分すぎるくらいの時間を
かけて、それの検分を
終えたパパは――。
「なるほど。
なかなかいい作品だな」
――――え?
「ありがとうございます。
オレもそう思ってます」
爽介が安堵の色が混じった
笑顔になってお礼を言った。
その爽介にデザイン画を
返しながら、
「それを形にすることが
できれば、本選は充分
狙えるだろう。
難しそうではあるが、店の
ためにも精一杯頑張ってくれ」
パパはそう言って、爽介の
腕をポンと叩く。
したデザインを見せたこと
なんて、一度もない。
そのパパが、あたしの描いた
デザイン画を見てる――。
……それほど長い時間じゃ
なかったのかもしんないけど、
あたしにとっては、もの
すごーく長い沈黙の時間が
流れた。
知らず知らずのうちに両手を
握りしめてて、汗までかき
出してる。
さっきまで、あんなに
寒かったのに。
――やがて。
充分すぎるくらいの時間を
かけて、それの検分を
終えたパパは――。
「なるほど。
なかなかいい作品だな」
――――え?
「ありがとうございます。
オレもそう思ってます」
爽介が安堵の色が混じった
笑顔になってお礼を言った。
その爽介にデザイン画を
返しながら、
「それを形にすることが
できれば、本選は充分
狙えるだろう。
難しそうではあるが、店の
ためにも精一杯頑張ってくれ」
パパはそう言って、爽介の
腕をポンと叩く。